Nu blog

いつも考えていること

2022-01-01から1年間の記事一覧

日記

吉祥寺パルコでやっていたZINEフェスティバルに行く。前日の寒さから一転、暑い。いろいろな人の話を聞く。面白い。日記本を買う*1。そして、Good Movie Clubという映画好きな人たちのラジオを知る*2。家に帰って、『花束みたいな恋をした』について話す回を…

詩「風」

雲ひとつない青空に下半分欠けた月の見える朝大きな犬がてとてとと散歩するのとすれ違った狼のような耳をして従順に飼い主のそばを歩いてた私の前をゆく翁が落ち葉を踏みながら石段を登っていたひとつまたひとつ登る格子柄のジャケット羽のついた帽子翁の尻…

日記

こんなにも書くことがないとは。 サントリー美術館の正倉院展にもBunkamuraのミロ展にも行ったのになあ。TOTOミュージアムのSANAA展も観た。 山下賢二の『ガケ書房の頃 完全版』を読んでじわああっとじーんときたりもしたし、川上未映子の『あこがれ』もよか…

詩一篇「旅」

○旅 僕らは突然旅に出る 西の方へ 新幹線に乗って まじめくさった顔をして 腹の上で手を組み 苦悶した表情で眠る 静岡を超え 名古屋を過ぎて 京都に着いた 風呂に入って 食って寝る 旅先で見る夢 空を飛ぶ夢 祖父母と蟹を食べる夢 見慣れぬ朝 大きな窓 乱れ…

日記

生活が落ち着いたので、不意に旅に出た。お目当ては2月2日に開館したばかりの大阪中之島美術館。開館まで30年を要した、超難産な美術館。いたるところに「財政難」への怨嗟が書き連れられているのが印象的。しかし、何千点もの作品と立派な箱ができたのだか…

短文

お父さんがこの前、聞いてた音楽。 風邪が治った日の、朝。 水を飲んで、お風呂に入る。 まだ十五年しか生きてない私にも、よく分かる、あの感覚。 「お父さん、あの風邪の歌、良いよね」 お父さんは、あれは私の生まれる前、新型コロナウイルスというものが…

日記

一ヶ月勉強して、ちょっとした資格の試験に受かった。試験会場が異様に遠く、もう一回あそこまで行くのは避けたかったから、安堵エンド嬉しい。 無事に引越しした。 50箱の段ボール。 密封、そして開封。疲れた。 二週間くらい段ボールに囲まれて生活した。…

詩一篇「雨の日」

○お告げ 二〇分後に雨が降る 君にそう告げられた 少年は雨雲に取り囲まれている 洗濯も食事もこれからの朝 家で一番汚い部屋の 見せ合いっこしようよ バカにしないって互いに約束 恥ずかしがるのもお互い禁止 雨溜まる我が家で溺死 本棚を抱えて 安らかに眠…

日記

引越しをする。 六年前に引っ越した時もまずは本の整理からだった。 あの時は二百冊くらい売ったんじゃないか。そのあと実家に置いてた絵本や雑誌などを持ってきたから、結局総数は減らなかった。 それから毎年百冊くらい売っている。その上、年々買う冊数は…

詩二篇「朧げ」

○不明 ファミマとセブンとローソンの 違いがわかっていない どこに行けばからあげクンやファミチキが買えるのか いつまで経ってもわからない コーヒーの買い方もわからない 誰に何を頼めばいいのか 見当もついていない タリーズとドトールとサンマルクの 違…

日記

相撲とラグビーを観なあかんので忙しい。 相撲。 主役は御嶽海。審判部、伊勢ヶ濱親方からは全勝優勝で大関という「そら無理やろ」なお題を出されるもの九連勝。負ける気がしない、かちかちに硬い相撲、という具合。玉鷲に勝ったところがすごかった。北勝富…

詩二篇「場所」

○Anywhere 抜け目なく生きる人ほど 損したことを見つけられて 悔しい思いをたくさんする。 ぼんやりと生きていれば 損したことにさえ気づけずに そんなもんかと笑ってられる。 抜け目なく生きる人が 臍を噛んでいたとしても ぼんやりと生きている人も 知らず…

日記

年末年始は地図を見ていた。東京都の地図、マップルの冊子。 県別マップル 東京都 道路地図 (ドライブ 地図 | マップル)昭文社Amazon 昨年の暮れにバタバタあって、転居を考えないといけなくなった。それで、私はおかしなやつなので、物件情報ではなく、東京…