一ヶ月勉強して、ちょっとした資格の試験に受かった。試験会場が異様に遠く、もう一回あそこまで行くのは避けたかったから、安堵エンド嬉しい。
無事に引越しした。
50箱の段ボール。
密封、そして開封。疲れた。
二週間くらい段ボールに囲まれて生活した。精神がややささくれ立つ。
引越し屋さんは、これから始まる引越しシーズンを前に、新人さんの研修を兼ねている様子だった。
リーダー的なお兄ちゃんが、大学生らしき大柄な若僧に対して、「そんなとこ持ったらあかんで」「もうちょっとズラしてや」「持ち上げる時は声かけな、俺持ってへんかったら事故になんで」などなど指導していた。
腰を悪くせんように頑張りや、と思った。
この地域のゴミ出しのルールを勉強しないといけない。
これまで二つの場所に住んできたが、ゴミ出しはいつも無法だった。改めていかざるをえない所存。
ロボット掃除機を買った。
しっかりとゴミを吸ってくれるので驚く。
生活はロボットにやらせろ。などと、リラダンの如し。
ヤーップ!
そして、引っ越してから、夜が寒くない。
やっぱり、今まで寒い家に住んでいた。
「着る毛布」を着ずに、布団乾燥機で布団の中を温めもせず、すんなり寝た。
朝起きても、手足が冷えていない。
今まで野宿してきたのかもしれない。ああ、健康で文化的な最低限度の生活とはなんなのだろうか。
サントリー、ほろよいのCMで、水星とブギーバックがマッシュアップされていた。感動した。
三月から新しい生活が始まる。
ぼんやりと、それを待っている。
そろそろ、春だ。