2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧
牛肉が好きだ。 この度の結婚記念日には牛しゃぶを食した。美味かった。高かった。 関西は牛肉文化だと言う。カレーも肉じゃがも牛肉だ。関東はどちらも豚肉が「普通」らしい。関西にはビーフカレー、関東にはポークカレーという言葉がないなどと言う。本当…
図書館で意気揚々と本を借りたら、一度読んだことのある本だった。 まったく気がつかなかった。本の背中を見て気になって、書架から取り出して最初の数ページを立ち読んだ時、「おもしろそうだな」なんて思ったくらいだ。 家に帰って読んでみたら、既視感既…
コートールド美術館展 コートールドとは人の名前である。イギリスで印象派を集めたという少し変わったお人である。なんせイギリスは保守的だから、印象派の評価は当初まったく低いままであった。印象派はアメリカでブレイクした新時代の美術なのである。そん…
ラグビーがこんなにみなさんの注目を浴びるとは・・・。日本で行われる初のラグビーW杯。興奮しているのは私一人だけかと、チケットを確保した2年前からやきもきしていたのですが、いざ始まってみれば、老いも若きも、にわかも数十年ぶりのファンも、とにか…
山崎ナオコーラ「ブスの自信の持ち方」 山崎ナオコーラはいつもあくまでも個人主義である。「個人主義」って言葉に学術的な意味があるかは知らないが、簡単に言えば「みんながみんな一緒ではないから、変な連帯なら要らないよ」というような考えだと思ってい…
一年半前に書いてたのにアップしてなかったので加筆し、今更ながら(2018年4月)。 鷲田清一『モードの迷宮』(中央公論社、1989)を読んだ。 図書館で目についたから借りたので、文庫版でなく、ハードカバーである。装丁がかっこいいと思ったら、やはり菊池信…
芦花公園にある世田谷文学館へ「原田治展」を観に行った。秋である。 原田治。私にとってはミスタードーナツの景品の人である。一人暮らしの時に、母親に持たされた食器の中にそれがあって、捨てられないまま今も持っている。 雑誌の挿絵や広告、ノベルティ…
高見順『いやな感じ』 一行目から「大傑作を読んでしまった!」という感触に満ちているのは、なんなんだろう。「これ、ヤバイやつや、ヤバイヤバイ」とあたふたしながら読んだ。 アナーキストの半生。アナーキストは実行あるのみ、ボルは口だけ! おすすめの…
昔のインターネッツは、などと回顧的になるほどでもないかも知らんが、二〇〇五年頃っていうのが自分にとって「昔のインターネッツ」である。 その頃、ツイッターは影も形もなく、ミクシィが出てきた頃で、しかし十八歳未満は使えなかった。ブログが流行って…