Nu blog

いつも考えていること

日記

マティス展を観る。

エゴン・シーレの時もそうだったのだけれど、東京都美術館は時系列でしか展示ができないのだろうか。なにかそういう決まりでもあるのだろうか。そうした展示は、初めてその作家を知る人にはいいのかもしれないが、えてして、取り上げた作家の歩んだ道筋をなぞるだけになる。そのため、評価、価値、批判といった「現在からの目線」のないものになり、総じて「ぼやっとした印象の展覧会」という後味になるとおもうのだ。切れ味鋭い批評をお伺いしたいわけではないのだけれど、マティスという作家を再構築するような気概があってもいいのではないだろうか。じゅうぶんな作品数だったし、もっとできることはあったようにおもうのだけれど……。

学芸員の皆様のご苦労もわかっているつもりだけれど、わかつているからこそ、よりよいものを、後世に語り継がれるような伝説的な展覧会が観たい。そんな欲張りなわたしである。

東京都美術館は、研究機関としての美術館というよりは、ギャラリーまたは教育施設という位置付けが強いのかもしれない。

マティス作品の一つ一つはとてもよかったので、それだけにもっともっとすごい展覧会になったのでは?とかんがえてしまう。

 

京都旅行へ。KYOTO GRAPHIEが目的ではなく、美味しいものをたくさん食べに。たらふく食べて、やや体調を悪くするほど。

おもっているよりは混雑していない京都だった。

 

コロナ終わり、という「世間」のムードにのりきれないままもう六月になってしまう。はやいとかおそいとかの感慨ではなく、アホみたいだが、なんだかドキドキしてしまう。

 

リーグワンの決勝が楽しみ。相撲も、照ノ富士は星があがっているし、若元春が強いし、朝乃山もさすがで、おもしろい展開。

いちにちいちばん。いちにちいちばん。