izumishiyou's diary

いつも考えていること

フジロックフェスティバル'17ーnever young beachと小沢健二

くだらないことばっかみな喋りあい

嫌になるほど続く教会通りの坂降りて行く

小沢健二「さよならなんて云えないよ」 

くだらなくてもOK 笑えるのならOK

煙の中どこまでも 君と月まで行けるよ

―never young beach「CITY LIGHTS」

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7/29、フジロック2日目に行ってきました。

フジロックの目当てはnever young beach(以下、ネバヤン)と小沢健二(以下、オザケン)である。

26日くらいまで、晴れる予報だった、ということを明記しておきたい。雨具使わんな、と余裕かましてたくらいだったのが、一転。27日になってずっと雨ですよ、なんて予報に変わって、実際、止むことなく雨は降った。

ま、それは覚悟のこと。雨具に身を包み、時に椅子に座り、ちょっと仮眠したり、ご飯を食したり、観たいのは2つだけなのだからと体力を考慮しつつクリアーした。必要なのは、ちゃんとした雨具と椅子と飯。つまり、事前の準備(お金)なのだなあと思う。費用を削減していたら削減した分、体力を削られる。

 

話を巻き戻して、越後湯沢駅からバスに乗るところから書いてみたい。

11時くらいに越後湯沢に着いていれば、バス待ち等々考慮して13時30分には苗場について、お昼を食べた後、ゴンドラに乗って上からの景色を楽しんで、15時50分からのネバヤンを観れるだろう、という甘い見込みを立てていたところ、現実には11時越後湯沢、バス乗車13時、14時苗場着、会場到着まで割と歩いて14時30分頃ご飯食べようと並んだらめっちゃ並んでて食べ終わったのが15時30分で大急ぎでネバヤンに駆け込む!みたいなことになった。

待つ、待つ、待つの連続。昨年行ったピーナッツキャンプというゆる〜いフェスでは待つことなどほとんどなく、フェスに対するイメージがそれだったので、やられた。都会をそのまま移植したような状態。

で、ネバヤンはRed Marqueeという屋根ありの会場で、真ん中辺りから観られた。

いきなり「明るい未来」から始まったのには歓喜

新アルバムの「A GOOD TIME」からもたくさんやって、この2週間聴き込んだ甲斐あって楽しめた。

ラスト3曲で観客は興奮の坩堝。ところどころで水がぶち上げられていたのは、遠目に見てて綺麗だった。被りたくはないけれど。

最後の曲「fam fam」の

「昔はよかったよ」だなんて

よかったことないね

という歌詞は本当に最高だ。みんなで「よかったことないね!」と叫べたのは今思い出してもとても楽しいことでした。

踊りまくってて覚えていないので、誰かセトリ教えてください…。

 

そのまま雨宿り的に同会場に留まっていたところThe lemon twigsの演奏が始まったので数曲ぼんやりと聴くがピンと来ず、退場。疲れていたのでしょう。ジンギスカン茶漬けを食し、お手洗い待ちしながらグリーンステージにおけるコーネリアスの「いつか/どこか」を聴く。

コーネリアス、エモーショナルさを排除している美学は分かるが、ネバヤンで踊り狂い、オザケンではしゃぐ気満々のぼくにはエモーショナルさこそがほしく、そそくさとホワイトステージへと移動。

ホワイトステージ、一時間前ながらすでにぎゅうぎゅう。致し方ないので少しの空間に椅子を置かせてもらい休憩。30分前に椅子を片付けるよう声をかけられ思い切って前に移動し、真ん中らへんへ。場所にはそこまでこだわってなかった。たぶん、作られる空間がオザケンのものになるだろうと思っていたので。

時間になり、オザケンが「みんなの力で!」と10カウントを促し、ほらね、これだよ、この感じ、エモーショナルだなあ、ウヘヘ、と垂涎、カウントする。

と、イントロが始まり、何の曲やろかと訝しんだら、画面に映し出されたのは「今夜はブギーバック」。気絶するかと思った。しかも小さくて信じられなかったが、どうやらスチャダラパーがいるのでは?と思ったら、マジでいたから、再び気絶しそうな興奮。

「歌えるところは歌ってね」という呼びかけに応じて、大合唱。

その後.「ぼくらが旅に出る理由」、「ラブリー」「東京恋愛専科」「さよならなんて云えないよ」「強い気持ち・強い愛」「愛し愛されて生きるのさ」と名曲オンパレード。「流動体について」もあったし、新曲もあった。どれも希望に満ちた言葉、生きることに肯定的な言葉が散りばめられていて、安心して聴けた。オザケンが歌い、人々が感動したのは能天気でない前向きさなのではないだろうか。少なくともぼくはそうだ。「ちょっと考えてみたけど(だからたまに暗い気持ちにもなったけど)、やっぱ楽しく生きよう!」みたいな、そんな態度。

 

23時からのピラミッドガーデンのアクトには参加できず。「天使たちのシーン」や「流星ビパップ」を演奏したと聴いて羨ましさが募る。また、ツイッターで「流動体について」の間奏に「ある光」のメロディを混ぜ込んだという情報を聞いて感動。先にも書いた通り「たまに暗い気持ちにもなったけど、やっぱ楽しく生きよう」という気持ちがそこにあるように思って。

いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて生きるのさ

それだけがただ僕らを悩める時にも未来の世界へ連れてく

 

雨に打たれ続けた身体は疲れ切っていて、翌日は微熱で怠かった。

服や雨具、リュックなどなど、すべてを干し、片付けてフェスは終わり。

行くまでに考えたこと(どうやって行こうか、何を着て行こうか。新しいアルバムを予習したり、古い音源を復習したり)、行って感じたこと、帰ってきてからの生活。そんな猥雑さを愛おしむのが、旅ですね。