2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧
去る五月二十六日、大相撲夏場所千秋楽、アメリカの大統領ドナルド・トランプ氏が日本の首相安倍晋三氏に連れられ、相撲観戦においでなすった。 結び前五番、前日十四日目に優勝の決まった朝乃山の取組からの観戦である。 升席を買い占めたとか、椅子を置い…
相対性理論の「変数Ⅱ」を観た。 舞台前面に映像を投影する薄い幕が張られ、演者を直視することが遮られていたから、もしや神の域に達してしまったためやくしまるえつこを直視することは禁じられたのだろうか、あるいは簾の向こう側にいて直視することを禁じ…
5月の平日、有給休暇を取得し、美術館をぐるぐるぐるぐる参った。 ・東京都博物館「クリムト」展 「ヌーダ・ヴェリタス」「ベートヴェン・フリーズ」・・・、どこかジョジョのスタンドみたいなタイトルであり、そのとおりかっこいい作品である。 装飾のひと…
「蝿の王」ばり、ひさびさに読んでて辛くてしんどくなる小説だった。 東京大学の学生による強制わいせつ事件にまつわる物語。 昨年末、東大で開かれたブックトークがかなり話題になった。その時に図書館で予約して、ようやく借りれた次第。 ブックトークは小…
あまりにも毛がふさふさなピカチュウだったので、思わず観に行ってしまいました。 ピカチュウの毛はふさふさだし、リザードンやフシギダネの皮膚はかっさかさだし、ゲッコウガはヌルッとしていた(結構知らないポケモンがたくさんいた。金銀世代の限界である…
副題は「私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか」である。 二〇一八年度から道徳が教科となり、子供たちは伝統と文化を尊重することや家族愛、規則を尊重することを授業の中で教えられることとなった。 母親が無償の愛で子供に尽くす物語を読ませられた…
生前退位についての報道があったときにも書いたのだが、どう考えても天皇制ってのは私には納得のいかない点が多すぎる。 けれど、多くの人が改元騒ぎを楽しんでいたようなので、日本国民の多くは天皇制を肯定していると思うと、割と暗い気持ちになる。 しか…
四月三十日、連休最中に話題の映画「主戦場」を観に行った。 日本と韓国の間でくすぶり続ける慰安婦問題について、その論争の中心的な人物らへインタビューした作品である。 「中心的な人物」とは、これがなかなか面白い。というのも、櫻井よしこ、ケント・…