十一時頃に食べるおやつは美味しい、とくまのプーさんが言っていた、ような記憶がある。
職場でわたわた事務処理やどうでもいい資料をつくっていると、お昼休みまでまだ1時間ある十一時頃というのは無性に腹が空いている。
朝ごはんから早四〜五時間が経っているのだ。腹も減る。
そんなタイミングにチョコだとかクッキーだとかをちょいとつまむと、なんとも美味である。
かといって仕事が捗るわけではないのだが。
最近、仕事をしているとしらけてしまう。
といっても、これまで仕事が楽しくて仕方がなかった、とかそういうことはない。前から白けていたけれど、なおさら白けている、という話である。
こうしなさい、ああしなさいと明言されるでもなく、「あ、この人はこうして欲しいんだな」となんとなく感じながら物事を進めていく。
間違えないように、地雷を踏まないように、そーっと歩くようなそんな感覚。
どこに行き着くのかとか考えるとダメである。どこにも行きつきはしないのだから。
というわけで、しらけながらチョコやクッキーをつまむ。