野又穫展、春陽会展へ行く。
野又さん、ありえない、魅力的な建造物の絵。私は見た、というような得体の知れない写実性にくらくら。
春陽会。山本鼎という極端に絵の上手い人や風呂の絵ばかり描く石井鶴三、萬鉄五郎の宙腰の人はすごくかわいかったし、小林徳三郎の鰯も効果線みたいなのがかわいくて、岸田劉生の林六先生も良かったし、大澤鉦一郎の少女海水浴も迫力があったなあ、岡鹿之助はいつ見てもすてきだった。
この絵を表紙にして本を作ったら、その本の中身はどんなものがよいだろう、というようなことをかんがえる。どこにもない本のなかみのことをかんがえるのは、とてもたのしい。
ラグビーW杯。ニュージーランドやオーストラリアの敗戦がなんだか寂しい。フランス、南アフリカは絶好調か。イングランドも強い。ウェールズ、アイルランド、イタリアも注目。スコットランド、アルゼンチンはややあやしい。フィジーからも目が離せない。
というなかで日本はどうか。
W杯前5試合の内容のような未完成感はなく、目指しているラグビーができているようにおもう。
だが、なんだろう。個々の選手の個性が見えない気がする。
前回大会では各選手の魅力が引き出されるようなアタックがわたしたちを沸かせてくれた。今回、そういう気配がうすい。このひとがタクトを振り、このひとがフィニッシュする、そんな芸のようなものが見当たらない。
総合力が上がったからか?そうかもしれないけど、何かを持ったスターの誕生が待ち遠しい。ディラン・ライリーか、マシレワか、長田か、福井かと期待していたが、もしかして山中なのかもしれない。あの2試合、勝ちきる日本が見たい。
相撲。稽古総見行きました。国技館に行くと、きもちがよいです。自分の家みたい。
大関陣が不振なのはまあ置いといて、関脇小結が抜群というわけでもなく、横綱を担う準備ができているのはだれなのだろう、とヤキモキしながら見ています。熱海富士の好調は嬉しいですけどね!
そういえばバスケのワールドカップもおもしろかったなあ。ハラハラさせられっぱなしでした。3位決定戦で、アメリカの同点劇にも痺れた。
なんやかんやいろいろしてるな。夏が終わる。