お宝鑑定団を見ていたら、山中春雄という画家が紹介されていて、聞いたことある名前のような気がしたのだけれど、作品を見てもひとつもぴんとこず、鴨居玲っぽいからそれと勘違いしてるのかなあとおもっていたところ、プロフィールが紹介されて、そこでかつて絵本を書いていたことがあると紹介された時に「わ!」と驚いた。その絵本の絵をわたしは知っていて、子どもの頃に何度も読んだのだ。
で、図書館で借りてみたら懐かしいこと懐かしいこと。「ぞうのたまごの たまごやき」「ぺにろいやるのおにたいじ」、そして「てんぐの こま」。このてんぐのこまが一番覚えていて、コマを回している小僧の絵も、小僧を連れ去る天狗の絵も知っていた。
こういう、過去からの呼びかけはたまらなく楽しいものだと思う。
衆院選があって、国民の総意はほどほどに自民党が負ける、くらいだったのかなとおもっている。政権交代までは望んでません、みたいな感じかなぁと。
アメリカではトランプが大統領選に勝って、これもまあ、バイデンさんへの反対みたいなもんで、トランプ大好きなひとが爆増しているとは思わない。
で、兵庫県知事選は、なかなかびっくりで、前に選んだ人やし、反省してるやろ、みたいな感じなのだろうか。よくわからんが、しかし、投票率は上がったらしいし、兵庫県民の総意はそういうことなんだろうと思う。
投票率が上がってとても良いことだと思うのだけれど、Twitterを見ていると「若者がTikTokとYouTubeを見て陰謀論に騙されたんだ!」みたいなことを言っているひとがいて、それもおどろいた。
これまで「投票率を上げましょう、みんな投票に行きましょう」ってみんなが言ってたのはなんだったのか。まあ、前から「(わたしと同じ投票先に投票してくれる人は)みんな投票に行きましょう」って言ってるだけだとは思ってたけれども……。それにしても「バカが選挙に行ったせいでバカな結果になった」って言ってるのと同じではないだろうか、大丈夫か。
選挙後、いろいろな報道があって、偏った情報で判断したひともいるのかもしれないとはおもう。でも、そのことを「自分はわかっているのに、わかっていない人がいる」というスタンスで見てしまうのはよくないとおもう。
さいとーさんの視点からすれば、自分はパワハラしてないのにワーワー言われているって状況で、被害者としてふるまうのもむべなるかなという感じはする。その被害者としてふるまっているひとをみて、本当に被害者なんじゃないかとおもったひとが多かった、というところが今回のみそなのかなーとおもう。
かまいたちの漫才みたいな感じで「おれが間違ってたとしたら、なんでいまこんな堂々としてられるん?」というやつだろうなとおもうわけです。もはや、あの漫才は社会批評になっちゃって、もう笑えないかもしれないなあ(んなこたないか)。
「生理のおじさんとその娘」をみた。ぜんぶずっとおもしろいのだけれど、やっぱりみんなでラップするところが最高でした。ドロリ、という効果音に、虎に翼の「はて?」の原型があるように思いました。脚本家ってすごいなあ……。
いまさらなんだけれども、ニジプロのチームIRISの「Feel special」がとても好きで何回も見てしまう。アカリさんがいいんですよね。ラストのソロのところでほんとうに良い笑顔をしていて、ただの表情管理ではないようにおもう。自分のできる以上のことをやってしまっている瞬間、自分という枠を超えた瞬間の、驚きにも似た笑顔だとおもう。