Nu blog

いつも考えていること

詩「待機」

ショッピングモールの
駐車場の
途中に
ショッピングカートが
放置されていて
真夏の光を浴びて
気持ちよさそう
ショッピングカートが
ショッピングしていないのだから
サラリーマンの私が
サボっているみたいなもんで
そりゃあ
大抵は
気持ちいいだろう

 

ハトが
羽なんてなかったかのように
横断歩道を歩き
私に気づいて
道を譲ってくれた

 

長いレシートを四つくらいに折って
袋に入れた
肉の入ったパックに
貼りついて
滲んだ

 

ねえ
今日もまた
日曜日なのかな
そんな寝ぼけたことを言ってるのは
わたしだけよと
自問自答

 

平坦な時間をゆっくりと歩く
勾配を感じたら
一気に駆け上がる気でいる
あるいは
駆け降りるでもいい

 

今はただ
腰に負担のない姿勢を意識して
歩いている