無料公開中のゴールデンカムイを読んだ。めちゃくちゃ面白くて、数日で一気に読んでしまった。たくさんいるキャラクターひとりひとりが魅力的な上に、敵味方が入れ替わり、混じり乱れるエキサイティングなストーリー展開。痺れる…。お気に入りは谷垣ニシパとキロランケニシパ。ラッコ鍋やロシアのサウナ、バーニャのシーンなどのモワモワ、ムンムンした描写が好き、です。もちろんそういったモワモワシーンについてなかなか一筋縄で評することはできないけれども、一読した感覚として、全編にわたって不快感がなかったように思うのは、女性を対象とした性的描写や男女問わず侮蔑表現がない、あるいは咎められる対象として扱われていたからだろうか。少数民族の文化を丁寧に扱っていることはさることながら(むろん各文化に精通しているわけではないので、不備があるかどうか検証できないけれども)、数多出てくる変態たちについても、軍人たちが殺人という罪を犯すことについても、簡単な理解を拒み、それぞれの生い立ちや文脈、経緯を踏まえる姿勢があって、グッとくる。そうした丁寧さもありつつ、とくに一話一話の終わり目にギャグも挟むなど緊張と緩和で読者を引っ張る膂力も素敵。世界にはこんな素敵なストーリーテラーがいるんですね…。というわけで、ゴールデンウィークは北海道、ウポポイに行ってまいります。アイヌに関する本を図書館で何冊か借りて読むなど、着々と準備を進めている次第。楽しみ。
寒い四月だったのが一点、暖かくなった休みの日。カルディでコーヒー豆を買ったり、コーン茶を買ったりして楽しかった。コーン茶って、いいよねえ。
江口のりこのソロ活のドラマや、吉住とイワクラの番組など、自分の好きなテイストがあって嬉しい。
ラグビーのトップリーグも激戦続き。キヤノンは田村がいなくなって小倉になってから新しい形のまとまりを見せていてすごい。スピアーズの敗北はファンとして辛かったが、脱帽である。ワイルドナイツはいつも後半堀江が出てきて接戦をものにする。頼りがいがありすぎる。人間国宝か何かに指定した方がいい。
