Nu blog

いつも考えていること

惰性

なんだか偉そうだなと思う。教科書的なものを読んでいると、その書き手の態度が。偉そうだな、なんなんだ、こいつは。どんな偉いんだ、この野郎。なんて思っている私も偉そうなんである。ナニモンだと言われても、答えられないくせに偉そうなんである。会社でもヘラヘラしていて、偉そうだとか尊大だとか、やる気がなさそうだとか評される。そう評されるのは今に始まった事ではないので構わない。昔からそう言われる。どうも生涯言われるのだろうと思う。変わろうとしないのかと言われたら、ちょっと動揺する。理想的な人間ってどんなのだろう。なりたい自分を思い浮かべろと言われても思い浮かばない。もしかしてみんなはそう問いかけられたら、たとえば石原さとみとか答えるんだろうか。あるいは、有名な経営者の名前を言うんだろうか。私は、私の尊敬する人は誰だろうか。尊敬する人が思い浮かばない。大抵の人は尊敬する人がいて、尊敬する人を目指して成長しようなんつって毎日を過ごすわけでしょう。だとすれば、私の日常は惰性。不毛で無意味な地べたを這いずり回るムカデ。なんて、心にもないことを書く。しかしたしかに尊敬する人の一人や二人ほしい。パッとも、ちょっとも思いつかない。私の好きな人はみな尊敬したら大変なことになるような人ばかりだ。中原中也とか、保坂和志とか、大西巨人とか、ニュー・オーダーとか、なんか変な人ばっかりだ。白鵬くらいだ、立派な人は。でも白鵬を尊敬するかと言われると、だって白鵬みたいな偉大な人を私のような人間がちょっとでも目指すなんて、それは冒涜じゃないでしょうか。失礼ではないか。お前何いうとんねん的な。つるとんたん的な。あんぽんたん的な。とんちんかん的な。チェ・ホンマン的な。バンサンカン的な。新婚さん的な。つるかめ算的な。的な。的な。