「春らしく」明るく朗らかな曲調だが、「春らしく」どこかさびしみも感じるのである。
というのも歌詞を読むだけでも、結婚生活は楽しいばかりではないようだし(「結婚しました」)、二人の間は広がってゆくし(「ラッキーカラー」)、寝ても寝ても疲れてたり(「涙」)、猫も犬もいなくなってしまうし(「心の中の猫」「ワンコロメーター」)…。
しかし、絶望したり、憂鬱になったり、諦めたり、部屋に閉じこもったりはしない。
開けた部屋にいるような明るさもある。それが「メロディーのがんばり」なのかもしれない。
寒い風と暖かな陽気の混ざった春のような、そんなアルバムである。
なんにせよ「涙」「心の中の猫」「すこやかさ」は必聴いただきたい。
人の言葉ばかり言ってるの分からないの?
言ってるの分かってるよ!
茶柱が立ってた
いいことが起こりそうな予感
嬉しい
今よりも楽しいこと起きてもないこと
信じたいよ