評価の軸が人それぞれあるから、サウナの良さは人それぞれになる。
例えばある人は水風呂の温度を第一の評価軸に据えるし、ある人はサウナ室の環境(温度、湿度、マット、サウナストーブの種類、広さ等々)を重視するし、ある人は値段、ある人は利便性、ある人は客層と十人十色なんである。
たとえば、値段と設備の良さを縦横にしたグラフを作れば、「値段は安いが設備がいい」というのが最も高評価になろうが、値段が安ければ客層があまりよくなくなるものだから、実際に行ってみるとあまり良い思いをしない、なんてこともある。
そもそも家や職場から遠ければ、どんなに良い施設であっても行くタイミングがない、なんてことにもなる。
私の場合、以下のささやかな条件がある程度満たされていれば、それで良い。
・タオル使い放題
・化粧水・乳液有
・塩サウナがあれば嬉しい
・民度は高めの方が良い
・駅から近い
・露天有
・更衣室などがタバコくさくない
・サウナ室は九十度以上が嬉しい
・水風呂は十八度くらいが良い
・ロウリュサービスはあれば嬉しい(セルフロウリュも素敵)
・値段は二千円以下が良い
さらっと挙げたつもりが項目が十一もある。ワガママだ。
もちろん、全てを満たす施設というのはない。
お気に入りのところをいくつか挙げると神田セントラルホテルやドシー五反田、舞浜ユーラシア、神戸サウナ&スパといったところになる。
神田には露天がないとか、ドシーは化粧水と乳液がないとか、ユーラシアは我が家からは遠いとか、色々言いたいことはあるが、どれも素敵な施設だ。
あ、いま気がついた。もう一つ条件を追加させていただこう。
・サウナ室にテレビなし
池袋や新宿にも素晴らしい設備があるものの、駅から遠いことと高いこと、そしてサウナ室にテレビがあるので、一回行ったきりである。
お気に入りのいつものところで、いつものように過ごすことの幸せさもある。
明日はどこのサウナに行こうか。