Momの『PLAYGROUND』が良い。
tofubeatsやPUNPEEと似た空気。ということは現代の空気感を良く表しているということである。たとえば「夏の魔法」なんかはtofubeatsの「BABY」と雰囲気がよく似ている。
そういえば「スカート」ではマリオのコインを取る音がサンプリングされていて、これはSUSHIBOYS何かにもつながりますね。
「夏の魔法」も「スカート」も、両曲ともずっと続けられるギターリフがかっこよく、しびれます。
「Boyfriend」のイントロにはPRINCEの「POP LIFE」からの引用があって。
切り貼りのうまさだけではなく、決め台詞的なものにもセンスを感じる。ハッピーレインマンの「いつまでもこんな風にはいられない」とか「東京」の「もうどうでもいいや」など。
「Kiss」のかわいらしさ、純情さや「タクシードライバー」のやるせなさ、「いたいけな惑星」の何かを希求する感覚。
若者らしい倦怠感、苛立ち、焦燥感、多幸感。すべてがぶっこまれた名盤。必聴です。