Nu blog

いつも考えていること

戸越銀座温泉とタレル他9月の始まり

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戸越銀座温泉の半露天から見える青空が、まるで金沢21世紀美術館や直島の地中美術館で観たタレルの作品のようだった。ということに、もう何度も行っているのに初めて気がついたのは、ぼくが戸越銀座温泉に行くのはたいてい土曜日だからで、土曜日はテレビのある陽の湯が男性に割り当てられてしまうが、タレルのような景色が楽しめるのは月の湯の方なのだ。とはいえ、陽の湯が割り当てられる土曜日の夕方、知らない人たちと、宮川大輔が漁師さんや農家の方々に作ってもらった料理を食べて「うまい!!!」と絶叫するだけの番組を見るのは一興だったりする(青空レストラン?)。今日の晩飯はライフで刺身を買いますか、と舌舐めずりする裸体の男たち。が車座になっているのです。そのようにして(どのようにして?)、9月が寒々しく始まった。never young beachの東京追加公演がようやく決まり(10月末の追加公演が12月頭とは!)、いそいそと抽選に応募した。けど、外れる気がする。そろそろ相撲が始まる。ラグビーのトップ・リーグも開幕したから観に行きたい。そういえばアメフト、Xリーグもチェックしないと。ヨコハマ・トリエンナーレにまだ行ってない(行くのだろうか?)。兵庫県でやっている六甲ミーツアートにも行かなくちゃならない。兵庫県立美術館井上涼展は行くチャンスがない。巡回してほしかった。都内の美術館にもめっきり足を運んでいない気がする。気になるのがないのだけど、本当にないのかな、と不安になる。同期の二次会を所用によりパスしたが、みんな行くんだろうな。facebookで写真が上げられるのだろう。大西巨人の『神聖喜劇』を読み直している。ああ、もっと何度も読み直すぞ、って思う。面白いが溢れててドキドキする。寝る前にちまちまと青空文庫を読み進めるのが心地よく眠りに入れる。1週間ほどかけてようやく田山花袋の『蒲団』を読み終えた。興味のない話だったので入眠にはぴったりだった。二葉亭四迷の『平凡』を読み直し始めたら、これは面白くて眠れない。二葉亭四迷って名前は知られてる?のかもしれないけど、作品がめちゃめちゃ面白いので、青空文庫で読みまくられてほしい。『浮雲』は衝撃的な面白さ。『其面影』は忘れた。ベンガル湾上で客死、ってかっこいいような、悲しいような。ちなみに坪内逍遥の『当世書生気質』もリズム・テンポがよく、話も分かりやすく、エンタメ性抜群なので、二葉亭四迷を気に入った人に合わせてお勧めしたい。というようなことは大学生の時から考えていたことだけど、たぶん誰かに話してもつまらないし、誰も二葉亭四迷を読んでくれないし、ましてや気に入ることはないのだろうと思う。そんなことはどうでもよいでした。9月の始まりとして特筆したいことがあった。スーツを買った。買ってしまった。かわいいスーツでした。大切に着よう。大切に着る、ということを家庭で、あるいは学校で、もっとちゃんと教えてほしかった。なかなか気づけないのは、ぼくがぼんやりしているからです。けど。その他書きたいことはない、かなあ。日常、仕事も平凡。秋へと向かう空気を吸って、淡々と日々を過ごすことの愉悦を感じて。る。