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いつも考えていること

映画・ライブ・本の感想(4/23-5/7)

4/23

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映画「PARKS」を観に行く。橋本愛がきらきらしていて、永野芽郁がかわいく、染谷将太がいい感じ、というなんともふんわりした映画だった。画像の永野芽郁のこの手の上げ具合とか、きてるな、という感じがする。セブンティーンで見ていても、広瀬すずのカリスマ性に圧倒されて、さほど何も思わないのだけれど、こうやって動き回る姿はとても素敵だ。

井の頭公園をめぐる過去と現在と未来に思いはせるストーリー。とはいえ、ぼくは井の頭公園に思い入れがなかったのだった。西宮北口が舞台だったなら、感動しちゃうのかもしれない。自分勝手なものである。

www.parks100.jp

 

4/24-28

ゴールデンウイークを前に、年末年始のように仕事と飲み会が重なり死にそうな一週間だった。

 

4/29

びじゅチューンのライブに行った。

歌詞を覚えられない病気の井上涼さん。謎の撮影タイムでくねくねと動く井上涼さん。

ライブは2回あって、2回目は買い物ついでに2階から見ていたら、「2階の人でリクエストはありますか?」と言われ、僥倖かな、「レーサーはゴーギャン」をリクエストできた。

しかし、今更ながら「最後の晩餐サンバ」(オトナの事情でできないか…?)や「保健室に太陽の塔」「紅白梅図グラフ」「オフィーリアまだまだ」、そして「ルソー5」など聴きたい曲は山ほどあって、「レーサーはゴーギャン」でよかったのか、なんて悔いが生まれ出る。

あくまでパフォーマーではない井上涼さんを愛でる、あの空間の不思議さ。これからも舞台慣れしないでほしい。歌詞も覚えなくて構わない、みんなで歌うんだから。

 

4/30

国分功一郎の『中動態の世界』を黙々と読んだ。どうしても書名を「中動態について」と言いたくなるのは、小沢健二の「流動体について」が念頭にあるからだ。

スリリングな本だ。私たちは自分の意志を信じている、つまり「私がこれをする」という「私が」世界を信奉しているが、これは能動態と受動態の世界であって、しかし「私が」を突き詰めて考えれば、はたしてそう言い切れることなど一つでもあるのだろうか? という問いからこの本は始まる。この問い自体はそんなに物珍しい話ではないだろう。しかし、その問いに対し「中動態」なる文法を手がかりに「私が」の世界を抜け出す旅、いや、捜査に出るのだが、この捜査と言いたくなる、ミステリーを読んでいる感覚が新しい。一行ごとに次の場所へと連れてゆかれる感覚。

中動態の世界 意志と責任の考古学 (シリーズ ケアをひらく)

中動態の世界 意志と責任の考古学 (シリーズ ケアをひらく)

 

 

5/1

雷が鳴った時、「ミサイルが落ちてきたのかと思った」なんて冗談を言いたくなったが、言わなかった。

オフィスに、夕日が長々と差し込んで、パソコンのディスプレイも書類も、考え込む上長らもみんなオレンジ色に染まっていた。

 

5/2

我が社の40代以上は体調不良でも会社に来ることを美徳としており、急ぎの用件がなくとも這ってでもくる。咳してる人がたくさんいる休みの前日。そういえば父も体調不良であろうが出社する人だった。母に「大人は休めない」と言われたことを思い出す。一度だけのはずだが、ぼくが家に帰ると父親が寝込んでいたことがあった。よほどの体調不良だったのだろう。寝ている父を、ぼくは大きくて怖いな、と思った。

 

5/3

芝桜や藤を観に行くプチ・トリップ。

稽古総見が見られないのはもういい、と諦めてのことだ。私はこの相撲人気を耐え、いずれまた低迷した時にこそ相撲を支えるという気持ち。世間の陽の目を浴びた時こそ舞い上がることなく、土俵の充実を求め、1日1日相撲のことを思う。私なりの好角道である。なーんて、偉そうに思うけど、ただ人混みが嫌いなだけの私である。相撲が人気である今こそ、変じゃない?と思うことーたとえば立ち合いの正常化や国籍問題、公傷制度などなどーを話題にして、広く議論してほしい。最近ファンになった人の方が、昔からの「相撲は国技!」系の差別主義者より柔軟じゃないかと期待してるのだが、案外そんなこともなかったりする…。

って、相撲のことしか書いてない。小旅行について。

バスツアーに参加した結果、ゴールデンウィーク中日の初日で道路が大渋滞。そんてこと、まったく考えていなかったので、1日の大半を車中で過ごすことになってしまった。芝桜と大藤を観て、いちごをたくさん食べた。結局人混みの中を過ごしてしまった私である。

 

5/6

暇を持て余し、思い立って日比谷野外音楽堂のMATSURI SESSIONを観に行った。前にZAZEN BOYSを見たのは、確か5年ほど前、NHKラジオの公開収録に当たった時以来。向井秀徳が元気そうでなによりでした。「Zazen boys 4」からの曲が一曲もなかったけど、最近はそうなんですかね。あの頃の少し鬱々とした向井秀徳が好きなような、心配になるような。向井秀徳にとっては良いことなのかもしれない、なんて勝手なことを思う。LEO今井もKIMONOSもかっこよかった。アンコールのKimochiの合唱、日比谷公園の空に歌声が発散される、エモーショナルな光景。

 

5/7

六本木にNever Young Beachを聴きに行った。ボーカルの安部勇磨が幸せそうに歌っているのがよかった。ネバヤン、と略すと思うのですが、彼らの作る音の多幸感よ! 聴きたかったのは「お別れの歌」だったけれど、その日の演奏はなかった。PVの小松奈菜含め素晴らしい名曲。ワンマンやフェス等でいつか見たい。とはいえ「明るい未来」が聴けたのは嬉しかった。その他の曲もノリノリ、みんなふわふわ踊っていた。

www.youtube.com

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never young beach - お別れの歌 / 出演:小松菜奈 [スマートフォン向け]

 

そんな風にしてゴールデンウィークは終わったとさ。

来週からは相撲です。