Nu blog

いつも考えていること

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

小熊英二『日本社会のしくみ』

小熊英二の『日本社会のしくみ』を読んだ(特にきっかけがあるわけではないが、小熊英二の著作を集中的に読んでいるのである)。 上級職員、下級職員、現場労働者という三層構造はどこの社会にもある。日本における三層構造は明治期にはヨーロッパ的な身分制…

スケッチ(絵を描く)

その美術館は狭く、入館料は200円、四半世紀前に亡くなった芸術家のアトリエがそのまま開放されているだけで、庭に置かれた彫刻を見ながらお茶するのが一番の見どころ。ちなみに、お茶するだけでも200円払わないといけない。 油絵の匂いが好きで、アトリエに…

『独学大全』感想

読書猿『独学大全』を読んだ。辞書的に使うことを想定された本だったが、その作りの明瞭簡潔さと独学の方法を余すことなく教えてくれる内容がおもしろくて頭から最後までずーっと読んでしまった。 なぜ学ぶのか、動機からはじまり、いかに時間を確保し継続す…

スケッチ(不思議)

昨年、家の周りの木を全て切り倒したら、鳥の居場所がなくなったらしく、ベランダにたむろして、フンなどを落とすようになった。 鳥のフンを片付けるのにも慣れた頃、散歩をしていると、ところどころ鳥の羽が落ちているのに気がついた。大きくて立派な羽だっ…

読書紀

小熊英二の『単一民族神話の起源』を読んだ。分厚い分厚いと敬遠していたが、スッキリとした章立てで、内容もすっと入ってくるし、学術書のはずが、一般書のような読後感であった。こういうのを文章力というのだろうか。狐につままれたような気分である。 「…

スケッチ(事件)

ねえ、お父さんの時代ってさ、大学で革命だとか言って大騒ぎがあったりしたんだよね? と娘が言うからめんくらってしまう。オレは平成生まれなので、娘が言う大学闘争はたぶん、オレの生まれる四半世紀位前の出来事だ。娘にとってオレは、もしかして白黒写真…

ラグビーの戦術

これまでになかった ラグビー戦術の教科書 作者:井上正幸 発売日: 2020/03/30 メディア: 単行本(ソフトカバー) オーストラリアがシーケンスの概念を確立、スクラムやラインアウトから選手が決められた通りに動くことで相手側ディフェンスを意図的に動かし…

スケッチ(カチューシャ)

年末の晴れた日に大掃除をしていると、懐かしいカチューシャが出てきた。 このカチューシャをして、高校生の時も大学生の時も勉強したものだった。会社に入ってからの私は勉強しなくなったから、カチューシャも使わなくなってしまった。 そう思えばこの小さ…

Readmefirst

なんかのソフトをダウンロードしたら、exeファイルと共に「readmefirst.txt」というタイトルのファイルがあって、とても可愛らしいなと思ったので、当ブログに関する概要等を今さらながら本人の頭の整理的にまとめ、Readmefirstとして書いた。 【書いてる人…