Nu blog

いつも考えていること

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

東京都庭園美術館、東京都写真美術館、東京都現代美術館、三菱一号館美術館、国立近代美術館

東京都庭園美術館 6/1から再開。東京モダン生活展。検温あり、ウィンターガーデンに入れなかったり、新館から外へ出る動線になっていたりした。もともと人の多くない美術館であり、開放的な建物だから、のんびりした空気が漂っていた。ビデオ上映していた部…

詩(コンビネーション)

あれ と これ を 入れ替える と ピンク色のパンダができて それら と あれら を 混ぜて こねたら 電話しながらダダイストが歩いてく まるで と もしも が 合わさって 夜の帳に花が咲く 嘘じゃない と 大好きだよ がすれ違って 時計の針から 血が垂れる

松田青子、江國香織、チョン・セラン、李琴峰、チェ・ウニョン、町屋良平、書肆侃侃房、文藝、中村桃子、山内マリコ、上野千鶴子

松田青子「持続可能な魂の利用」 おじさんが見えなくなった社会とその前夜を織り交ぜて進む物語。 欅坂46とそのセンターである平手友梨奈(作中ではグループ名は伏せられ、平手友梨奈は××と表記される)に惹かれる女性を中心に話は進んでいく。 ツイッターで見…

詩(夕暮れ)

その夕暮れを眺めていた 少しの段差に蹴躓いた日 この先同じことが続くと知った日 私が水を湛えた薄い皮膚だと悟った日 地を赤く染め、長く伸びた影が折れ曲がる 水面に散乱する光、名残惜しそうに別れを告げる子どもら もう散ってしまった花弁、すり減った…

藤井風、KID FRESINO & カネコアヤノ、柴田聡子

藤井風「HELP EVER HURT NEVER」 「何なんw」は強烈だ。そのセンスフルなリズムとエロティックな歌声ががつんとくる。「宇多田ヒカル以来の衝撃」なる評もむべなるかな。 つづく「もうええわ」や「調子のっちゃって」「特にない」など、異世界から来たような…

詩(後日譚)

私に後日譚 できもしない約束を 掲げた政治家の無為な数年 私たちに後日譚 ありもしない幻想を 支え腰を患った若者ども この世界に後日譚 使いもしない紙袋を 仕舞い溢れたタンスの襖 無も永遠もなく サクラメントを 見るものもいない 皆メソメソと泣く

焼畑にて

五月末日のこと。東京上空を行くブルーインパルスを見た。 近くの病院の横を通ったら、看護師さんやお医者さんらがこぞって上空を見上げていた。五本線の雲を指差しているから、何か事故でもあったのかと思った。 調べてみたら、医療従事者への感謝と敬意を…

詩(夏のイマージュ)

夏が来た。 空を見てると、 旅情が動く。 「生活」とやらが……聞いてあきれる。 ーー中原中也「(夏が来た)」 荷物を運ぶ青年の 頭の帽子が跳ね揺れる したたる汗が光ってる アスファルトに落ちて焼ける 君が僕の布団に滑り込み ミツバチの攻撃みたいに とって…