Nu blog

いつも考えていること

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

アーティゾン美術館他

・アーティゾン美術館 ついにリニューアルオープンしたアーティゾン美術館、旧ブリヂストン美術館。2015年に一度閉館した際には、2020年など来ないんじゃないかと思っていたけれど、ちゃんと時は経つものだ。 久々に八重洲を歩くと、どかーんと出来上がって…

スケッチ(二十代)

春すぎて日差しあったかめちゃ眠い洗濯もん干すおかんを見てる、というアホ丸出しの歌が頭に思い浮かんだ時のことを覚えている。ベランダに面したリビングには、春のゆったりとした日が差していて、大学生だったフカミは飼い犬のロンと一緒に日向ぼっこをし…

もう少しそれを好きになってほしい

もう鎮火したのかもしれませんが、中田敦彦氏のYouTube大学について。 私は世界史に疎いので、特に話題になったアラブ諸国の関係についてはなんともコメントできない。 なんで、まあ、印象派とゴッホ入門なる動画があったので見た。前後編約一時間。 参考図…

スケッチ(コンサート)

1 夜六時の岐阜駅は閑散としていた。私はそこから船に乗り、長年愛聴してきたアーティストOのコンサート会場へ行くのである。船の時間は、もう間も無くのはずだった。 ここ数年、仕事に忙殺されていた私がOのこのコンサートを知ったのは二ヶ月前のことだ…

Obviously, no one can make heads nor tails.

一旦逆の立場になって考えてみ。もし俺が謝ってこられてきてたとしたら、絶対に認められてたと思うか?(かまいたち) 昨年、千葉市美術館で開かれた目[mé]による「非常にはっきりとわからない」展について考えていると、冒頭に掲げたかまいたちの漫才の言葉が…

スケッチ(質問)

旦那さんが、リサにどの皿を使うか聞いて、リサはどれでもいいよと答えた。旦那さんはこれでもいいかなとさらに尋ね、リサは違うよ、こっち使って、と別の皿を渡した。 旦那さんはその皿に八等分されたリンゴを盛り運んできた。テーブルの真ん中に置いて、「…

江國香織「彼女たちの場合は」他

江國香織『彼女たちの場合は』 アメリカに住む十七歳の逸佳と十四歳の礼那、従姉妹同士の二人が「すごいこと」をしたくて親に黙って家を出て、アメリカを旅するお話。心配しなくても、すごく嫌な事件は起きない。バイクに乗せてくれた男の子にキスされそうに…

スケッチ(正月の風景)

「ほら、出かけるよ」と促されてテレビを消そうとした。画面はちょうど八区から九区へたすきが渡されるところだった。N大の九区の走者が大写しにされ、K田という名前がテロップで表示された。 それで私はテレビを消して、床暖房の電源が消えていることを確認…