Nu blog

いつも考えていること

NUMBER GIRL

NUMBER GIRLが再結成した。日比谷野音のチケットが取れなかったため、難波まで遠征することとなった。

なんばハッチ、キャパ二千弱(らしい)に対し私のチケット番号は千七〇〇番台。開場後、入場まで軽く十五分かかった。私が入場した際、列にまだ残っていたのは千八〇〇番台の数十人であった。

熱気ムンムンの会場。上は四十代から下は十代までという感じか。九五年から〇二年、ナンバガをリアルタイムで見た世代から、解散後追体験した世代までが揃っていた。

会場内、開演までの間、大抵BGMがかかっているものだが、それが一切ない。まだかまだかと待ちわびる客のざわめきだけ。

モッシュやダイブ、録音録画の禁止を告げるアナウンスの後、ついに始まるのかと歓声が沸き上がる。しかし、しばらく何の動きもない。ざわつき。そして不意に、会場内がしんと静まりかえる。にわかに緊張感が高まり、「ヤバイ、吐きそう」などと呟く声が聞こえる。刹那、鳴り響くマーキームーン。ご存知、ナンバガの出囃子である。会場が歓声に包まれ、向井秀徳田渕ひさ子中尾憲太郎アヒト・イナザワの四人が現れる。NUMBER GIRLである。ナンバーガールがそこにいた!

大あたりの季節から始まり、鉄風 鋭くなって、タッチ、ZEGEN vs UNDERCOVER。なんだ、このパーフェクトな流れ?

そしてぶち込まれるomoide in my head!ああああー! 不意に溢れる涙! わけがわからぬ。ナンバガに出会った十八歳の頃からの十二年間が脳裏をよぎり、四千日の感情が濁流のように流れ込み、すべてが遠ざかる。気が狂いそうな白昼夢色の中で俺はうすく目を開けて閉じてそしてまた開く!!!!

さらにここからも怒涛。「心斎橋から道頓堀、天王寺へ、夜の街へとあの娘が消えて」なる MCからのYOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING、裸足の季節、透明少女、そしてそしてそして、「あの水色の照明を頂戴」と声がかかって水色革命!水色革命!水色革命!一番好きな曲である。「夢かもね」というリフレインでヤラレテしまう。次はギターベースドラムすべてを総動員した轟音が鳴り響き、日常に生きる少女…。何度聴いたことか。百か?二百か?三千か?誇張しておりますけども。長いカオスめいた轟音が我々を包み、抜け出るように美しいメロディが現れる。「あの娘は笑ってる。友達同士で笑い合う。それは女学生だった時の放課後の風景。今でも変わらない笑顔をするんです」「寒い日にコートを着る人は多い。彼女もかわいい真っ赤な外套を、着込んだりするんです」「並木道、影が降りる。空気の冷たさに気づく」。

私はSCHOOL GIRL BYE BYEとSCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICTの二枚が好きで。SAPPUKEIとNUM-HEAVYMETALICはまあまあなんです、実は。もちろん後半二枚がその後のロックに与えた影響は計り知れないし、ナンバガというバンドの質、量を豊かにしたことも分かる。向井秀徳という特異な才能を語る上で、ZAZEN BOYSへとつながるそれらの楽曲は見逃せないものである。が、しかし、だからこそ前半二枚のアルバムこそ至高なのである。

とはいえ、後期二枚も数十回聞いておりますので。MANGA SICKの懐かしさ。I don’t knowもいいよね。トランポリンガール!

ああ、真っ昼間ガールやってほしかったな。桜のダンスも聴きたかった。なんて贅沢なことを考えたり。

大東洋に泊まって、ロウリュを浴びて眠りました。「私は海を抱きしめていたい!!!!」