Nu blog

いつも考えていること

コロナのサウナ

一月末、下北沢の高架下で行われていたイベント、ビールブランド・コロナが主催する野外サウナを体験してきた。

 


滅多に足を踏み入れない下北沢。

雑居ビルがひしめきあい、路面店が主張しあって、せまっくるしい町である。

ボンビーガールとかで、田舎から出てくる女の子が下北沢に住みたがったりするのを見るたびに、この町に何があるんだろう、怖いと思う。

 


下北沢への勝手な先入観は置いておいて、コロナのサウナ。

まず水着に着替える。最高気温は九度。水着で更衣室を出ると高架下に風が吹きさびて「間違えている」感がすごい。

一歩中へ入ると、シャワー、ドーム型のテント、プールのような水風呂、そしてベンチ。下北沢の高架下とは思えないリゾート地のような雰囲気である。

サウナはテントが熱を逃がしてしまうのか少しぬるめ。ひっきりなしにロウリュすることで室内の温度を保つ。参加者同士タオルでアウフグースしあったり、和気藹々としたムード。

男女共用、水着で入るため、ツイッターを検索してみると「パリピが集まっているのではないか」などとサウナーおじさんたちが心配していたのだが、いやはやサウナである。

休日の昼間だったからかもしれないが、パリピはおらず、引っ込み思案なサウナーおじさんとちょっと騒々しい大学生(けれど、積極的にアウフグースしてくれる気のいい人たち)しかいなかった。

 


ようやく体も温まり、水風呂へ突入。なんと、六度

ユーランド鶴見の九度やドシー五反田の十度は体験したことがあるが、六度は未踏の地(水?)である。

恐る恐る入ると…、痛くて死ぬかと思った。

水風呂を飛び出してもその日最高気温は九度。ストーブのそばにいても寒いくらいで、そそくさとサウナテントに退避する。

そんなことを三回も繰り返していたら、体もあったまり、制限時間に。

着替えてからコロナビールを飲んで、帰路へ。

サウナとアルコールのコンボで車中爆睡。乗換えを間違え、照れ笑いしながらの帰宅。

 


二月の雪の日なんか、水風呂は何度だったのだろう…。

できれば(=水風呂六度を保てるなら)、夏にやってほしいイベントである。