小西真奈美がシングルをリリースした、と聞いて、すぐさま購入する人と気にも留めない人とはっきり分かれるような気がする。
で、私は前者なのだが、その理由はよく分からん。ただ反射的にそうだった。なんでだろう。
00年代に小西真奈美が放った存在感ってのが、ぼくにはなんとなく重要な気がする。どの作品、ってわけじゃないけど。あ、ココリコミラクルタイプかも。
で、肝心の作品はどうかって言うと、すごくリコメンドすることはないけれど、カッコいい作品。
少し粘り気のあるラップで、それは誰かのラップっぽいけど、誰だか分からないのでモヤモヤしてる。
集中すると宇宙に行っちゃう
みたいに夢中になって宙に浮いちゃう
どことなく宇多田ヒカルの『Fantôme』的、あるいはもしかしてPerfume的?な楽曲の「冷たくしないで」と「No」はぼくとしては好み。
特に「No」は上質なサウンドで、小西真奈美の声とも良くあってて、ゆったりと聞かせてくれる。
これからもっと何がやりたいのかが見えてくると面白いのだろうなーと思う。なぜか小西真奈美に期待する人と、まったく気に留めない人とはっきり分かれるのだろうが、ぼくは期待する方の人で、その理由はよく分からん。