Nu blog

いつも考えていること

結婚式のBGMについて

友人らの結婚も一段落した。11月末にある結婚式で、たぶんほぼ終わり(たぶん)。

いつも気になるのはBGM。

ある人はクラシック中心だったり、ある人はアニメ音楽のジャズアレンジメインだったり、洋楽でもビートルズあたりがメインのこともあれば、マルーン5的なのがメインなこともある。最近出席したのはJ-POPパレードど、しかもサザン、福山雅治ダパンプ、三人祭り(!)とやりたい放題でおもしろかった。

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YouTubeで見ると、入場やケーキ入刀の映像がたくさん転がっているが、割と派手めなものが多く、ゼクシィ的なもののリコメンドも単純に趣味が合わない。 

BGMトップページ|ゼクシィ

たとえ家に人を招いても、大きな音で音楽を流すことはないから、結婚式はDJ体験ができる貴重な場のように思う。

もしも何を選べば良いか迷っている人に「こんな趣味満載のチョイスもありなのか」と思ってもらえたら、そうでなくても自分のためのメモとして、自分の結婚式の披露宴及び二次会におけるBGMについて。

 

・ゲスト入場

〈披露宴〉

 rei harakami「joy」(lust)

結婚式と披露宴の間が10分くらいしかなかったので、1曲だけ。

ある人の式では、間が30分ほどあって、ビートルズのベストアルバム「1」が延々と流れていたことがあって、ちよっと笑ってしまった。


Rei Harakami - YouTube

<>〈二次会〉

 口ロロ「Tokuten Lovers」(TONIGHT)

 bonobos「運命の人」(GOLDEN DAYS)

 capsule「more more more」(more more more)

 Czecho no republic「1人のワルツ」(NEVER LAND)

 RCサクセション「君が僕を知ってる」(青山ロックン・ロールショー) 

二次会は披露宴と異なり、割と時間があったので、たくさん選んだ。

好きな曲を選んだら、明るい曲調な割に一人が好きで、それでいて誰かと一緒に楽しくしたい、というひねくれムードがにじみ出てしまった。

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・入場

〈披露宴〉

 GONTITI「Reveries」(Gontiti recommends Gontiti)

入場についてはYouTubeで検索するといろいろ出てくるのでおもしろいが、どれも派手だ。派手じゃないものは見つからない。それらを反面教師的に参考にして、この曲を見つけた。

GONTITIには日常性が息づいている。と同時に、何か特別な、素敵な何かが始まる感覚がある。そんな「始まる感覚」とメロディ全体に漂う「上機嫌なお散歩」感でこれにした。

〈二次会〉

 口ロロ「GOLDEN WEEK」(GOLDEN LOVE) 

下記ブログから拝借した選曲で、「パーティーの始まり感」に納得がいって使った。本当に、パーティ感が出る。

朝も早く、結婚式・披露宴と緊張の続く長い一日だったので、ようやく二次会かあ、という気分だったけれど、この曲のおかげで「よっしゃ、もういっちょ楽しもう!」と思えた。

レジーのブログ(旧) ゼクシイが書かない結婚式音楽講座

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・乾杯後すぐ(披露宴)

 SAKEROCK「MEMORIES」(SAYONARA)

乾杯してからすぐに流す曲と言われてもぜんぜん思い浮かばない。

始まりのズンチャカ感とトロンボーンの音が伸びやかな音色が良い感じに決まったと思います。全体には静かな雰囲気なのも、騒がしくなくてよかった

 

・ケーキ入刀(披露宴)

 キリンジ「汗染みは淡いブルース」(ペイパー・ドライヴァーズ・ミュージック)

ケーキ入刀の際に流す曲もYouTubeにいろいろある。面白い。大抵は、わーっと盛り上がるようにするもののようだ。

歌詞に「I love you」的な分かりやすいものが入っている方が受けが良さそうだが、そんなこっぱずかしいBGMは嫌だったので、「汗染みは淡いブルース」という選曲。

とりあえず、イントロは明るいし、いいと思う。ポップな、がちゃがちゃした雰囲気もかわいい。歌詞に官能性があって、本来は結婚式っぽくないかもしれない。

 

・新婦退場(披露宴)

 相対性理論「救心」(TOWN AGE)

「バージンロード逆走したっていいよー」という歌詞の一本勝負でこの曲。相対性理論の曲はギターがキラキラしてるので、映える。

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・新郎退場(披露宴)

 はっぴいえんど「風をあつめて」(風待ロマン)

友人と一緒に出ました。キラキラした歌で退場するのも気恥ずかしいので、「風をあつめて」。

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・歓談:

〈披露宴〉

 SAKEROCK「Emerald Music」(SAYONARA)

 Prince「I Feel For You」(Prince)

 キリンジ「イカロスの末裔」(3)

 Jack penate「second,minutes or hour」(Matinee)

 Durutti Column「Sketch for summer」(The return of the durutti column)

 The beach boys「Wouldn't it be nice」(Pet Sounds)

 The beach boys「Come Go with me」( M.I.U. アルバム) 

うるさすぎると歓談の邪魔になるだろうと思い、穏やかで、それでいて楽し気なものを選曲。しかし前提として、何よりも自分の好きな曲ばかりである。

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〈二次会〉

 Passion Pit「Little Secret」(Manners)

 Tahiti80「Heartbeat」(Puzzle)

 キリンジ「君の胸に抱かれたい」(3)

 Vampire Weekend「A-punk」(Vampire Weekend)

 Belle and Sebastian「I Could Be Dreaming」(Tigermilk)

 The beach boys「Darlin'」(Wild Honey)

披露宴で流した曲に上記の6曲をプラスした。よりパーティ的なイメージで、タヒチ80とかパッションピットのキラキラ感は会場で聴いていて気持ち良かったです。

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・お色直し後入場(披露宴)

 HAKASE-SUN「みるめのテーマ3」(人のセックスを笑うなサウンドトラック)

入場曲のゴンチチとコンセプトは同じで、歩くような感じ。のんびりしていて、かわいい音で、不思議と耳に残って、河原とか行きたくなっちゃうイメージ。井口奈己監督の作品は音楽がかわいい。

 

プロフィールムービー

 新郎プロフィール:Vampire Weekend「M79」(Vampire Weekend)

 新婦プロフィール:Czcho No Republic「Field Poppy」(MANTLE)

 馴れ初め:かせきさいだぁ「CIDERが止まらない」(SOUND BURGER PLANET)

Vampire Weekendの底抜けの明るさと無邪気な悪意が好きなのだ。「無垢なる子ども」の戯画のよう。チェコは、Vampireに連なる系譜。曲は明るいし、見た目もリア充感あるのに、根暗な歌詞で、そういうところにちょっとイラっとするし、共感もする。かせきさいだぁは、MVを見てもらったらわかってもらえると思うが、平岩紙の魅力がすごい。

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・親への挨拶(披露宴)

 ハナレグミ「さらら」(日々のあわ)

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・新婦へのメッセージ(二次会)

 KIRINJI「進水式」(11)

初めて聴いた時に感動がこみ上げて呼吸困難になるかと思った。すべての船出の時に使ってほしい名曲。

君の手でロープを切って

そして名付けて欲しい

美しい船さ

われらの船だ

鮮やかにテープよ、輝け

特別な日だから

君が今日、ロープを切った

どこを目指してゆこう

美しい船が

われらの船だ

広くて深い海の向こう

波が高くとも

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・退場

〈披露宴〉

 キリンジ「Keep Tryin'」(宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-)

これからもがんばりますよ、といった意味をこめつつ。オリジナルの宇多田ヒカルにしちゃうと言葉が力を持ちすぎてしまうかと思って、キリンジのカバーにした。浮遊感が堪らない。

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〈二次会〉

 Debarge「I like it」(DeBarge)

式の直前に見つけた曲で、聞いた瞬間、かっこよさに飛び上がった。何十回と聴いた結果、一日の最後に聴きたい、それもみんなにじっくり聴いてほしい、と思い、退場のタイミングで使った。歌詞が激甘。最高。

Vol.66 直球すぎて恥ずかしくなるラブソング。『I Like It / DeBarge』 - Past Orange

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・お見送り

 tei towa+natural calamity「ハニー・ムーン」(細野晴臣トリビュート・アルバム)

 I am robod and proud「Good Sleep」(The Electricity in Your House Wants to Sing)

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・総括

一人で聴くのが似合う、と思っている曲でも、大きい音で流してみれば、パーティを彩ってくれたりするので不思議だ。

ライブハウスで聴く、コンサートホールで聴く、クラブで聴く、野外フェスで聴く、買い物の最中に聴く、ランニングしながら聴く…。同じ曲でもシチュエーションによって印象が異なるように、披露宴・二次会という場で流してみると、その曲が姿を変えて現れてくれる。

自分の好きな曲であると同時に、場の雰囲気に適した曲を選ぶことができたように思っていて、嬉しい。

二次会は同世代も多いので、懐メロ寄りにしたら受けるかなと、最初はスマップやV6、ミスチルのような、90年代後半から2000年代前半のJ-POPを中心に探したけれど、そもそも自分になじみがないことに気付いて止めた。趣味じゃない。

みんなが「知ってるー」となっても、自分のテンションが上がらないからだ。

「みんなが知らないかもしれないけれど、雰囲気を感じ取ってもらえたらいい」のか、「雰囲気はさておき、みんな知っていて、わくわくする曲」を選ぶのか、人によっては排他的ではないのだろうけど、ぼくにとっては両立させられないから悩んだ。

当日、ゲストの二人ほどから「曲のチョイスがよかった」というようなことを言われたのはとてもうれしかった。

今なら星野源堀込泰行、never young beach、Special Others、あたりを入れ込みたい(というか、11月末の結婚式の二次会の選曲を勝手にやるつもりで、そうする)。

もしかしてこの記事を参考に選曲する人がいたら嬉しいし、そうでなくとも自分の思い出として。

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